方向感なくもみ合い〔NY金〕(14日)
2012年12月15日
【ニューヨーク時事】週末14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の「財政の崖」回避をめぐる協議に進展が見られない中、方向感なくもみ合った。中心限月2月物は前日終値比0.20ドル高の1オンス=1697.00ドルと、ほぼ変わらずの水準で終了。電子取引のレンジは、1694.00~1701.90ドルと狭かった。
オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長は前日、9日に続いて2度目の直接会談に臨んだが、両者が合意に向けて歩み寄ったとの報道は確認できていない。期限が迫る中、市場では減税失効と歳出削減が重なってリセッション(景気後退)に陥った事態に備え、持ち高を見直す動きがじわじわと広がっている。
このほか、12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の拡大が決まったにもかかわらず、同日以降の相場が上値重い展開となったことを眺め、引き続きテクニカルな売りが出ているもよう。
金塊現物相場は午後1時51分現在、0.605ドル高の1696.550ドル。(了)
[時事通信社]
オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長は前日、9日に続いて2度目の直接会談に臨んだが、両者が合意に向けて歩み寄ったとの報道は確認できていない。期限が迫る中、市場では減税失効と歳出削減が重なってリセッション(景気後退)に陥った事態に備え、持ち高を見直す動きがじわじわと広がっている。
このほか、12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の拡大が決まったにもかかわらず、同日以降の相場が上値重い展開となったことを眺め、引き続きテクニカルな売りが出ているもよう。
金塊現物相場は午後1時51分現在、0.605ドル高の1696.550ドル。(了)
[時事通信社]
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