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原油、6日ぶり反落=「財政の崖」懸念で〔NY石油〕(21日)

2012年12月22日

 【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国の「財政の崖」回避に向けた交渉の難航が投資家心理の重しとなり、米国産標準油種WTI2月物は中心限月として6営業日ぶりに反落した。終値は、前日比1.47ドル(1.63%)安の1バレル=88.66ドル。3月物は1.46ドル(1.61%)安の89.23ドルで引けた。
 米共和党のベイナー下院議長は前日、減税延長法案の採決を断念。党内の保守派が同議長の増税容認姿勢に反発しており、法案が可決できないとの見方から審議が中断された。このため、合意期限が迫る中、一部で浮上していた交渉進展に対する楽観ムードは暗転し、「崖」転落が米経済に深刻な打撃を与えるとの懸念が台頭。投資家の安全志向が高まり、原油などリスク資産は敬遠された。
 さらに、外為市場でドルが対ユーロで堅調に推移しているため、ドル建てで取引される原油相場に割高感が強まり、売りが加速した。電子取引では一時87.96ドルの安値を付けた。
 キルダフリポートの編集長、マイク・フィッツパトリック氏は「最近の原油相場の上昇基調は興味深い展開だった。需給は非常に弱く、ガソリン在庫は増加し、原油の在庫水準はほぼ過去最高を記録。堅調な経済指標は週間新規失業保険申請件数の増加で相殺された。歳末商戦シーズンが終盤に近づくにつれ石油製品の需要は減少するだろう。この日の売りはチャートを悪化させた。上伸はこれで頭打ちとなったようだ」と述べた。
 ▽ガソリン=4日ぶり反落。中心限月の1月物は1.96セント(0.71%)安の1ガロン=273.47セントで終了した。
 ▽ヒーティングオイル=4日ぶりに反落した。1月物は3.51セント(1.15%)安の1ガロン=302.24セントで引けた。(了)
[時事通信社]
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