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小反落〔NY金〕(24日)

2012年12月25日

 【ニューヨーク時事】週明け24日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は薄商いの中、ドル高の圧迫を受けてジリ安となり、小反落した。中心限月2月物は前週末終値比0.60ドル安の1オンス=1659.50ドルで取引を終了。電子取引のレンジは、1652.70~1666.50ドルだった。
 この日の相場はクリスマス休暇で不在の市場関係者も多く、商いは閑散。翌25日のクリスマスを控えて金市場は午後0時半に早じまいした。主要な米経済指標の発表などもなく方向感に欠ける中、金は外国為替市場のドル高・ユーロ安につれてじりじりと売られる展開となった。
 合意に達しないままクリスマスを迎えることとなった米国の「財政の崖」問題では、オバマ大統領と野党・共和党との協議に後がない状況となってきた。年末までに合意に達するかどうか不透明でリスク回避姿勢が高まり、早朝の電子取引は買い優勢で推移。外為市場で当初ドルがユーロに対して安かったことも、相場を支えた。しかしその後、ドル・ユーロ相場が反転し、ドルが上昇したことから金は次第に値を削り、終盤にマイナス圏に沈んだ。
 金塊現物相場は午後1時18分現在、0.945ドル高の1658.045ドル。(了)
[時事通信社]
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