続伸〔NY金〕(27日)
2012年12月28日
【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の「財政の崖」協議に対する懸念を背景に、安全資産とされる金塊が買われ、続伸した。中心限月の2月物は、前日終値比3.00ドル高の1オンス=1663.70ドルで終了した。
金相場は薄商いの中、民主党のリード上院院内総務が議会で「われわれはそこ(崖転落)に向かっているようだ」と悲観的な認識を示したことを受け、上昇した。「財政の崖」回避の期限が間近に迫っているものの、今のところ目立った進展はない。また、安値拾いの買いや買い戻しが目立ったほか、祭事シーズンを控えたインドの現物需要が堅調だったことも相場を下支えした。
ただ、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から圧迫され、上昇幅は限定的だった。さらに、この日の夕方に再開される米国の「財政の崖」回避に向けたオバマ米大統領・民主党と野党・共和党の協議を見極めたいとの模様眺めムードも強かった。
金塊現物相場は午後1時43分現在、2.95ドル高の1662.70ドル。(了)
[時事通信社]
金相場は薄商いの中、民主党のリード上院院内総務が議会で「われわれはそこ(崖転落)に向かっているようだ」と悲観的な認識を示したことを受け、上昇した。「財政の崖」回避の期限が間近に迫っているものの、今のところ目立った進展はない。また、安値拾いの買いや買い戻しが目立ったほか、祭事シーズンを控えたインドの現物需要が堅調だったことも相場を下支えした。
ただ、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から圧迫され、上昇幅は限定的だった。さらに、この日の夕方に再開される米国の「財政の崖」回避に向けたオバマ米大統領・民主党と野党・共和党の協議を見極めたいとの模様眺めムードも強かった。
金塊現物相場は午後1時43分現在、2.95ドル高の1662.70ドル。(了)
[時事通信社]
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