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　【ニューヨーク時事】３日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、米雇用統計発表を翌日に控え市場の様子見姿勢が強まる中、ユーロ安・ドル高を背景に反落した。中心限月の２月物は、前日終値比１４．２０ドル安の１オンス＝１６７４．６０ドルで終了した。
　この日の金相場は、前日までの急伸を受けた利益確定売りや調整売りが台頭した。また、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このためドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られた。英金融大手ＨＳＢＣとスイスの金融大手クレディ・スイスがそれぞれ２０１３年の金価格予想を下方修正したことも金相場を下押しした。
　取引終了後に公表された連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事要旨の中で、１３年末以前に国債などの資産購入を縮小・停止するよう求める意見が出ていたことから量的緩和策が早期に解除されるかもしれないとの見方が浮上。金相場はこれをきっかけに、１０ドル余り下落し、一段安となった。
　金塊現物相場は午後１時５８分現在、１３．９０５ドル安の１６７３．８４５ドル。（了）
［時事通信社］