反落〔NY金〕(9日)
2013年1月10日
【ニューヨーク時事】9日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感などが圧迫要因となり、反落した。中心限月の2月物は、前日終値比6.70ドル安の1オンス=1655.50ドルで終了した。
翌10日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会をにらんで、投資家は慎重姿勢を強めている。このため外為市場では、ドルを買ってユーロを手放す流れが優勢。ドル建て取引の金塊に割高感が生じ、じりじりと値を下げた。寄り付き後に、節目とされた1660ドルを割り込んだことも弱材料となった。
さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)を月末に控え、結果を見極めるまでは積極的なポジション形成は避けたいとの思惑が多く、目先は方向感がでにくい展開が予想されている。
ただ、中国やインド勢にとよる堅調な現物需要を支援材料に比較的堅かった。この日の電子取引の安値は、1651.30ドルと前日水準(1646.80ドル)を上回った。
金塊現物相場は午後1時46分現在、5.925ドル安の1655.575ドル。(了)
[時事通信社]
翌10日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会をにらんで、投資家は慎重姿勢を強めている。このため外為市場では、ドルを買ってユーロを手放す流れが優勢。ドル建て取引の金塊に割高感が生じ、じりじりと値を下げた。寄り付き後に、節目とされた1660ドルを割り込んだことも弱材料となった。
さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)を月末に控え、結果を見極めるまでは積極的なポジション形成は避けたいとの思惑が多く、目先は方向感がでにくい展開が予想されている。
ただ、中国やインド勢にとよる堅調な現物需要を支援材料に比較的堅かった。この日の電子取引の安値は、1651.30ドルと前日水準(1646.80ドル)を上回った。
金塊現物相場は午後1時46分現在、5.925ドル安の1655.575ドル。(了)
[時事通信社]
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