反落〔NY金〕(11日)
2013年1月12日
【ニューヨーク時事】週末11日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、前日の上伸を受けた売りに加え、中国の景気先行き不安などから反落した。中心限月の2月物は前日終値比17.40ドル安の1オンス=1660.60ドルで取引を終えた。
金塊相場は時間外取引中から下落基調が継続。前日の上伸を受けた売りが出たことに加え、中国の景気指標を眺めた売りも出た。
中国国家統計局が発表した2012年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.5%上昇。7カ月ぶりの高水準となったことから、中国政府が景気刺激策に動きにくくなるとの思惑から、金塊の売り圧力が強まった。
ニューヨーク市場に入ってからは、ユーロが対ドルで一段高に上伸したことから、一時買い戻しが入ったもののすぐ反転し、大きく値を削った後は底値圏を小幅な値動きで推移した。
フューチャーパス・トレーディングのフランク・レシュ氏は、「金塊相場は前日上伸したものの、市場の期待に添うほどの伸びとはならず、失望売りが出たようだ」との見解を示した。また、「年明けすぐの現在、皆がポジションを調整中だ。ポジションが正しいかどうかは相場がそのうち教えてくれる」と述べた。
金塊現物相場は午後1時53分現在、16.025ドル安の1660.250ドル。(了)
[時事通信社]
金塊相場は時間外取引中から下落基調が継続。前日の上伸を受けた売りが出たことに加え、中国の景気指標を眺めた売りも出た。
中国国家統計局が発表した2012年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.5%上昇。7カ月ぶりの高水準となったことから、中国政府が景気刺激策に動きにくくなるとの思惑から、金塊の売り圧力が強まった。
ニューヨーク市場に入ってからは、ユーロが対ドルで一段高に上伸したことから、一時買い戻しが入ったもののすぐ反転し、大きく値を削った後は底値圏を小幅な値動きで推移した。
フューチャーパス・トレーディングのフランク・レシュ氏は、「金塊相場は前日上伸したものの、市場の期待に添うほどの伸びとはならず、失望売りが出たようだ」との見解を示した。また、「年明けすぐの現在、皆がポジションを調整中だ。ポジションが正しいかどうかは相場がそのうち教えてくれる」と述べた。
金塊現物相場は午後1時53分現在、16.025ドル安の1660.250ドル。(了)
[時事通信社]
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