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　【ニューヨーク時事】２３日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、対ユーロでドル高が進行したことを受け、小反落した。中心限月の２月物は、前日終値比６．５０ドル安の１オンス＝１６８６．７０ドルで終了した。
　朝方の金相場は堅調に推移。主要な米経済指標発表がなく方向感に欠ける中、外為市場でドル相場が弱含みで推移したことなどを背景に、金相場は買いが先行した。
　しかし、その後国際通貨基金（ＩＭＦ）が最新の世界経済見通しで、ユーロ圏は１３年もマイナス成長が続くとの下方修正を発表。これを受け、外為市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売りが優勢となった。
　また、インド当局による金合金の輸入関税率を引き上げを背景に、同国の現物需要が軟調なことも金相場の下押ししたもよう。さらに、最近の上伸を受けた利益確定売りが出たほか調整売りも目立ち、そのままマイナス圏で取引を終えた。
　金塊現物相場は午後１時５４分現在、７．４０安の１６８６．３０ドル。（了）
［時事通信社］