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3日続落〔NY金〕(25日)

2013年1月26日

 【ニューヨーク時事】週末25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は手じまい売りが継続し、3日続落した。中心限月の2月物は、前日終値比13.30ドル安の1オンス=1656.60ドルで取引を終了。電子取引のレンジは1655.00~1671.60ドルだった。
 週初に1700ドルの節目に達することができなかったことから、手じまい売りが相場を圧迫した。このほか、欧州や中国で堅調な経済指標が続き、長くくすぶっていた先行き警戒感が後退しつつあることから、投資家は株などのリスク商品を積極的に物色している。これを受けて安全資産としての金の魅力が後退したことも、相場の下押し材料となった。
 米商務省が朝方発表した2012年12月の新築住宅販売件数は前月から7.3%減少した。ただ前年同月比では8.8%増加するなど長期的に見ると住宅市場の改善が示唆される内容だったことから、金の軟化を修正するには至らなかった。
 フューチャーパス・トレーディングのフランク・レシュ氏は「ここのところ雇用関連指標で改善が続いていることから、市場では連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和の手を緩めるのではないかとの思惑が生じており、金相場にはマイナスに働いている」と指摘した。
 金塊現物相場は午後1時54分現在、9.580ドル安の1658.495ドルで推移している。(了)
[時事通信社]
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