原油、小反落〔NY石油〕(25日)
2013年1月26日
【ニューヨーク時事】週末25日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、最近の上伸を受けた利益確定売りなどに押され、小反落した。米国産標準油種WTIの3月物は、前日終値比0.07ドル安の1バレル=95.88ドルで取引を終えた。4月物は0.12ドル安の96.33ドルで引けた。
朝方の原油相場は堅調に推移。欧州中央銀行(ECB)が、満期3年の長期資金供給オペ(公開市場操作)で資金調達した欧州の銀行のうち278行が1372億ユーロを返済する、と発表。また、1月のドイツIFO景況指数が3カ月連続で上昇したことを受け、欧州経済に対する懸念が後退した。外為市場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建ての原油相場は相対的な割安感からも買い進まれた。米株価が堅調に推移したことも相場の支援材料となった。
しかし、その後は利益確定売りが台頭。さらに、米商務省が発表した12月の新築一戸建て住宅販売件数が前月比7.3%減の36万9000戸と、市場予想(ロイター調べ)の38万5000戸を下回ったことも響き、マイナス圏で取引を終えた。
▽ガソリン=7営業日続伸。中心限月の2月物は1.25セント高の1ガロン=287.54セントで引けた。
▽ヒーティングオイル=6営業日ぶり反落。2月物は2.96セント安の1ガロン=305.68セントで終了した。(了)
[時事通信社]
朝方の原油相場は堅調に推移。欧州中央銀行(ECB)が、満期3年の長期資金供給オペ(公開市場操作)で資金調達した欧州の銀行のうち278行が1372億ユーロを返済する、と発表。また、1月のドイツIFO景況指数が3カ月連続で上昇したことを受け、欧州経済に対する懸念が後退した。外為市場では対ユーロでドル安が進行し、ドル建ての原油相場は相対的な割安感からも買い進まれた。米株価が堅調に推移したことも相場の支援材料となった。
しかし、その後は利益確定売りが台頭。さらに、米商務省が発表した12月の新築一戸建て住宅販売件数が前月比7.3%減の36万9000戸と、市場予想(ロイター調べ)の38万5000戸を下回ったことも響き、マイナス圏で取引を終えた。
▽ガソリン=7営業日続伸。中心限月の2月物は1.25セント高の1ガロン=287.54セントで引けた。
▽ヒーティングオイル=6営業日ぶり反落。2月物は2.96セント安の1ガロン=305.68セントで終了した。(了)
[時事通信社]
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