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続伸〔NY金〕(30日)

2013年1月31日

 【ニューヨーク時事】30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、朝方の米国内総生産(GDP)統計の発表をきっかけに米金融緩和の長期化観測が強まり、続伸した。中心限月4月物は、前日終値比18.90ドル高の1オンス=1681.60ドルで取引を終了した。
 早朝の電子取引では連邦公開市場委員会(FOMC)の行方をにらんで様子見気分が強く、1665ドル付近でこう着状態が続いた。寄り付き後米商務省が発表した2012年第4四半期(10~12月期)の実質GDP速報値は年率換算で前期比0.1%減と、1.2%程度のプラスとの予想に反し、3年半ぶりのマイナス成長となった。予想外の悪化を受けて株などのリスク資産への投資が手控えられた一方で金の需要が高まり、相場は急伸。一時、中心限月として約1週間ぶりに1680ドル台を回復した。その後はFOMCの金融政策発表を待つ中1680ドルを挟む水準で小動きを続け、高値圏で引けた。
 金相場は引け後、FOMC声明を受けて上下に10ドル程度振れたが、その後は1670ドル台後半に収まった。
 金塊現物相場は午後2時04分現在、16.195ドル高の1678.545ドルで推移している。(了)
[時事通信社]
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