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今月の特集 商品先物ウォッチ!

大幅反落=雇用統計控え、調整の売り台頭〔NY金〕(31日)

2013年2月1日

 【ニューヨーク時事】31日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、景気指標や政策発表を手掛かりに急伸した前日の反動で買い一服となり、中心限月4月物は前日終値比19.60ドル安の1オンス=1662.00ドルと大幅反落して引けた。電子取引のレンジは、1658.40~1681.70ドル。
 前日は朝方からリスク回避目的の金塊買いが殺到。2012年第4四半期(10~12月)の米実質GDP(国内総生産)伸び率が前期比0.1%減となり、予想外のマイナス成長だったことが呼び水となった。立会取引の終了後には、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を受け、相場は一時1685.00ドルまで急伸。しかし、政策発表の内容が新味に欠けたことから追随買いが入らず、あと1700ドルの壁に上値を阻まれてジリ安となった。
 この日は朝方発表された最新週の新規失業保険申請件数が36万8000件と、前週から3万8000件増加。金融緩和の長期化観測を背景に金塊はいったん買われたものの、あと株価の下落などを眺めて翌1日の雇用統計を警戒する動きが広がり、終日持ち高調整の売りに押された。
 金塊現物相場は午後1時44分現在、16.140ドル安の1662.405ドル。(了)
[時事通信社]
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