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続伸〔NY金〕(4日)

2013年2月5日

 【ニューヨーク時事】週明け4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安全資産として買われ、続伸した。中心限月の4月物は、前週末終値比5.80ドル高の1オンス=1676.40ドルで終了した。
 スペインの政局不安や同国の国債利回り上昇を背景に、欧州先行き懸念が広がり、欧米株価が下落。これを受けて、投資家らのリスク回避の動きが強まったことから安全資産としての金の魅力が高まり、相場は買いが先行した。また、ショートカバーや安値拾いの買いも相場を支えたとの見方があった。
 一方で、外国為替相場ではユーロ安・ドル高となり、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感につながり、相場の上値を抑えた。
 アイアン・ビームの貴金属アナリスト、ショーン・ラスク氏は「今のところ、金塊相場は閑散商いで様子見ムード。白金が4カ月ぶりの高値を付けたものの、特に金塊相場へ波及はしなかった。ただ、今後は中国の春節など実需筋の動きが活発となることが予想され、金相場は強気になるのではないか」と述べた。
 金塊現物相場は午後1時56分現在、4.230ドル高の1674.245ドル。(了)
[時事通信社]
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