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今月の特集 商品先物ウォッチ!

3日ぶり反落=米欧景気回復期待で〔NY金〕(5日)

2013年2月6日

 【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米欧の堅調な経済指標を受けて安全資産としての金買いが細り、3営業日ぶりに反落した。中心限月の4月物は、前日終値比2.90ドル安の1オンス=1673.50ドルで終了した。電子取引のレンジは1667.20~1687.00ドル。
 朝方はプラス圏で推移。2012年の香港から中国本土への金塊純輸出が前年比47%増加し過去最高を記録したことが買いを誘った。しかし、1月のユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)改定値が総合、サービス部門ともに12年3月以来10カ月ぶりの高水準を記録したほか、米サプライ管理協会(ISM)による1月の非製造業景況指数(NMI)も前月からやや低下したものの、市場予想と一致し高水準を維持。このため、欧州債務危機からの回復の兆しや米景気改善が意識され、安全資産としての金の魅力は後退した。
 ただ、中国の旧正月を前にした旺盛な現物需要が支援材料となり、下げ幅は抑えられたもよう。
 金塊現物相場は午後1時53分現在、3.295ドル安の1670.95ドル。(了)
[時事通信社]
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