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横ばい〔NY金〕(12日)

2013年2月13日

 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は序盤弱含んだものの、あとドルの軟化を受けて切り返し、前日終値比横ばい水準で取引を終えた。中心限月4月物は前日終値比0.50ドル高の1オンス=1649.60ドルで終了。電子取引のレンジは、1639.50~1653.80ドルだった。
 時間外取引中は軟調。前日に3営業日続落した金塊相場は引き続き弱地合いで推移した。加えて、外為市場で当初ドル買い・ユーロ売りが進んだことをきっかけに、電子取引で一時1639.50ドルと、中心限月として約1カ月半ぶりの安値まで下落した。
 先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明発表後は、荒い値動きとなった。声明では、通貨安競争に歯止めをかけるため、各国の金融政策が「為替レートを目標にしない」ことを強調。日本への批判が回避された。一方で、その後G7高官が、「声明が誤って解釈されている」と発言し、円高に懸念を示したことが報じられたため、金塊相場は声明後に売り買いが交錯した。
 ただ、G7声明後ユーロが対ドルで切り返したことから、ドル建ての金塊相場に割安感が生じ、買い戻しが優勢となった。引けにかけて前日終値付近まで上伸した。
 金塊現物相場は午後1時50分現在、0.425ドル高の1648.775ドル。(了)
[時事通信社]
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