続落=半年ぶり安値〔NY金〕(14日)
2013年2月15日
【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高を背景に売られ、続落した。中心限月4月物は前日終値比9.60ドル安の1オンス=1635.50ドルで終了。これは終値ベースでは2012年8月20日(1623.00ドル)以来約半年ぶりの安値。
ユーロ圏の2012年10~12月期の実質GDP(国内総生産)伸び率が前期比0.6%減と、市場予想を下回った。これを受けて、欧州景気の先行き不安が広がり、ユーロがドルなどの対主要通貨で売り込まれた。このため、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が生じ、相場の売りを誘った。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が14日に発表した2012年の金需要が3年ぶりに減少。金需要見通しに不安が広がり、押し下げ要因となったもようだ。
アイアン・ビームの貴金属アナリスト、ショーン・ラスク氏は「底値をさぐっている印象を受けるものの、米国で連休を控えて積極的な商いは今のところ手控えられているようだ。短中期的に金相場はしばらく弱気となることを予想しているが、春節を終えたアジアの実需筋が買いを入れる可能性もある」と述べた。
金塊現物相場は午後1時49分現在、8.950ドル安の1633.70ドル。(了)
[時事通信社]
ユーロ圏の2012年10~12月期の実質GDP(国内総生産)伸び率が前期比0.6%減と、市場予想を下回った。これを受けて、欧州景気の先行き不安が広がり、ユーロがドルなどの対主要通貨で売り込まれた。このため、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が生じ、相場の売りを誘った。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が14日に発表した2012年の金需要が3年ぶりに減少。金需要見通しに不安が広がり、押し下げ要因となったもようだ。
アイアン・ビームの貴金属アナリスト、ショーン・ラスク氏は「底値をさぐっている印象を受けるものの、米国で連休を控えて積極的な商いは今のところ手控えられているようだ。短中期的に金相場はしばらく弱気となることを予想しているが、春節を終えたアジアの実需筋が買いを入れる可能性もある」と述べた。
金塊現物相場は午後1時49分現在、8.950ドル安の1633.70ドル。(了)
[時事通信社]
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