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3日続落=一時1600ドル割れ〔NY金〕(15日)

2013年2月16日

 【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米景気回復に伴う量的緩和策の継続期待後退を背景とした売り圧力が強く、中心限月4月物は前日終値比26.00ドル安の1オンス=1609.50ドルで終了した。これで3営業日続落。相場は一時1596.70ドルまで下げ、2012年8月中旬以来半年ぶりに1600ドルの大台を割り込んだ。レンジの上値は1636.00ドル。
 この日、著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドが12年10~12月までの3カ月間で、保有する金ETF(上場投資信託)を55%削減したことが明らかになった。これをきっかけに先安観が強まり、相場は自動の売り注文を巻き込みながら下落し、午前の段階で心理的な節目を割り込んだ。また、旧正月を迎えている中国勢による現物需要の鈍化も弱材料。
 この日発表された米指標は強弱まちまち。1月の鉱工業生産指数が予想外に低下したものの、2月のニューヨーク州製造業景況指数やミシガン大学の消費者景況感指数は前月水準を上回った。
 金塊現物相場は午後1時39分現在、25.355ドル安の1608.345ドル。(了)
[時事通信社]
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