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原油急落、96ドル割れ〔NY石油〕(15日)

2013年2月16日

 【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、3連休を前にした週末要因の売りや米一部指標の悪化などを受け急落し、1週間ぶりに1バレル=96ドル割れで取引を終えた。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日終値比1.45ドル安の95.86ドルで終了。4月物は1.49ドル安の96.41ドルで引けた。
 時間外取引中から弱含みで推移した原油相場は、午前中には週末を控えた利益確定の売りを浴び、一段安に下落した。
 米指標を眺めた売りも下押しした。2月のニューヨーク州製造業景況指数が10.04と、前月のマイナス7.78から一転し7カ月ぶりにプラスとなった半面、その後発表された米連邦準備制度理事会(FRB)による1月の鉱工業生産指数が、前月比上昇するとの予想に反し0.1%低下。このため、原油需要の先細り懸念が圧迫する中、一時95.21ドルまで値を下げた。
 ▽ガソリン=続伸。中心限月の3月物は1.79セント高の1ガロン=313.45セントと、前日に続き4カ月半ぶりの高値を更新して引けた。
 ▽ヒーティングオイル=反落。3月物は1.33セント安の1ガロン=321.04セントで終了した。(了)
[時事通信社]
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