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4日続落〔NY金〕(19日)

2013年2月20日

 【ニューヨーク時事】連休明け19日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、欧米景気の回復期待が安全資産を手放す動きにつながり、4営業日続落して取引を終えた。中心限月4月物は前週末終値比5.30ドル安の1オンス=1604.20ドルで終了。電子取引レンジは1600.20~1618.80ドルだった。
 ドイツの有力シンクタンク、欧州経済調査研究所(ZEW)がこの日発表した2月の景気期待指数は、前月比大幅改善し、3カ月連続の上昇となった。ユーロ圏経済のけん引役である同国の景況感改善を受けて金塊は代替資産としての魅力が減退し、時間外取引中から下落基調となった。
 寄り付き後も堅調な米株相場を眺め、下落基調が継続。ただ、外為市場でドルが対ユーロで下落したため、ドル建ての金塊相場に割安感が生じたほか、1600ドル付近では一部買い戻しが入ったため、取引後半は1600ドル手前で浮動した。
 前週末に判明した、著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドなど複数の投資家らによる2012年10~12月期の金ETF(上場投資信託)保有高の削減も、引き続き相場の圧迫材料となったもよう。
 金塊現物相場は午後1時43分現在、3.000ドル安の1605.345ドル。(了)
[時事通信社]
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