ほぼ横ばい〔NY金〕(21日)
2013年2月22日
【ニューヨーク時事】21日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いなどが入ったものの、対ユーロでのドル高が上値を抑え、ほぼ横ばいで終了した。中心限月の4月物は前日比0.60ドル高の1オンス=1578.60ドルで引けた。
最近の下落を背景に、安値拾いの買いやショートカバーの買いが入り、相場を支えた。朝方発表された米新規失業保険申請件数は前週比2万件増の36万2000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の35万5000件を上回った。さらに、米フィラデルフィア連銀が発表した2月の製造業景況指数がマイナス12.5と、大幅な悪化を示した。これを受けて、米景気先行き懸念が広がったことから、安全資産としての金が買われた面もあった。
ただ、対ユーロでのドル高を背景に、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が生じ、相場の売りが誘われた。さらに、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた量的緩和の早期終了観測も根強く、上値は限定的だった。
金塊現物相場は午後2時01分現在、2.570ドル安の1577.375ドル。(了)
[時事通信社]
最近の下落を背景に、安値拾いの買いやショートカバーの買いが入り、相場を支えた。朝方発表された米新規失業保険申請件数は前週比2万件増の36万2000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の35万5000件を上回った。さらに、米フィラデルフィア連銀が発表した2月の製造業景況指数がマイナス12.5と、大幅な悪化を示した。これを受けて、米景気先行き懸念が広がったことから、安全資産としての金が買われた面もあった。
ただ、対ユーロでのドル高を背景に、ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感が生じ、相場の売りが誘われた。さらに、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた量的緩和の早期終了観測も根強く、上値は限定的だった。
金塊現物相場は午後2時01分現在、2.570ドル安の1577.375ドル。(了)
[時事通信社]
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