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今月の特集 商品先物ウォッチ!

反落=7カ月ぶりの安値〔NY金〕(22日)

2013年2月23日

 【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、新規材料難で方向感に乏しい中、対ユーロでドル高が進行したことを受けて反落した。中心限月の4月物は、前日終値比5.80ドル安の1オンス=1572.80ドルと中心限月ベースでは2012年7月18日以来7カ月ぶりの安値で終了した。
 欧州中央銀行(ECB)はこの日、緊急装置としてECBから長期資金を調達した銀行の前倒し返済額を発表したものの、合計額が市場予想を大幅に下回った。これを受け、外為市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感から売られた。
 また、20日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて量的緩和の早期終了観測が浮上したことから、インフレヘッジの役割を持つ金相場は引き続き圧迫された。さらに、世界最大の金ETF(上場投資信託)、SPDRゴールド・トラストから資金が流出していると伝えられたことも下押し材料。
 ただ、中国やインドなどアジアでの現物需要が活発だったことが市場を下支えした。
 金塊現物相場は午後2時01分現在、3.825ドル安の1573.550ドル。(了)
[時事通信社]
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