反発〔NY金〕(25日)
2013年2月26日
【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ショートカバーの買いやリスク回避志向の強まりなどを受け、反発した。中心限月の4月物は、前週末終値比13.80ドル高の1オンス=1586.60ドルで終了した。
金塊相場は、時間外取引中から強含みで推移した。外為市場で当初ドルが弱地合いとなったことで、ドル建ての金塊相場は割安感から買いを集めた。4月物は前週末に7カ月ぶりの安値で引けたため、ショートカバーや安値拾いの買いも入った。
ただ、イタリア総選挙の投票が締め切られたこの日、出口調査では上院が反緊縮財政を唱えるベルルスコーニ元首相の中道右派連合が優勢となる一方、下院では中道左派連合が過半数を制する可能性が高まった。
このため、債務問題を抱える同国の政局の先行き不透明感から、ユーロが対主要通貨で下落。ただ、急速にドル高・ユーロ安が進んだものの、市場のリスク回避姿勢を背景に安全資産としての金塊買いの動きが強まり、引けまでこの日の高値圏を推移した。
金塊現物相場は午後2時01分現在、16.15ドル高の1589.70ドル。(了)
[時事通信社]
金塊相場は、時間外取引中から強含みで推移した。外為市場で当初ドルが弱地合いとなったことで、ドル建ての金塊相場は割安感から買いを集めた。4月物は前週末に7カ月ぶりの安値で引けたため、ショートカバーや安値拾いの買いも入った。
ただ、イタリア総選挙の投票が締め切られたこの日、出口調査では上院が反緊縮財政を唱えるベルルスコーニ元首相の中道右派連合が優勢となる一方、下院では中道左派連合が過半数を制する可能性が高まった。
このため、債務問題を抱える同国の政局の先行き不透明感から、ユーロが対主要通貨で下落。ただ、急速にドル高・ユーロ安が進んだものの、市場のリスク回避姿勢を背景に安全資産としての金塊買いの動きが強まり、引けまでこの日の高値圏を推移した。
金塊現物相場は午後2時01分現在、16.15ドル高の1589.70ドル。(了)
[時事通信社]
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