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続伸〔NY金〕(26日)

2013年2月27日

 【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米量的緩和が継続するとの観測から買われ、続伸した。中心限月の4月物は、前日終値比28.90ドル高の1オンス=1615.50ドルで終了した。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は同日、半年次金融政策報告の中で、量的緩和の効果や副作用を注視する必要があるとしながらも、量的緩和を継続する考えを表明した。これを受けて、インフレヘッジとしての金の魅力が高まり、相場は買われた。また、イタリアの総選挙を背景とした政局不安も引き続き相場の支援材料だった。
 アイアン・ビームのアナリスト、ショーン・ラスク氏は「前日からの追随買いが相場を支えたほか、イタリアを発端とした欧州不安から『質への逃避』買いもあった。バーナンキFRB議長のコメントで、投資家らの金塊に対するセンチメントが大分改善したようだ。週末まではいくぶん調整基調となる可能性があるものの、上伸基調がしばらく望めるのではないか」との述べた。
 金塊現物相場は午後1時49分現在、27.35ドル高の1617.05ドル。(了)
[時事通信社]
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