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今月の特集 商品先物ウォッチ!

横ばい〔NY金〕(6日)

2013年3月7日

   【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、市場のリスク選好が強まる一方、欧米の緩和継続に対する期待感から売り買いが交錯し、中心限月の4月物は前日終値比横ばいの1オンス=1574.90ドルで取引を終えた。
 この日の金融市場では、リスク資産を物色する動きが活発だった。朝方に米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した2月の非農業部門の民間就業者数は市場予想を上回ったほか、前月分も上方修正された。加えて、前日に史上最高値を更新した米株相場はこの日も買い地合いが継続し、高値を更新する流れとなった。このため、相対的に安全な資産とされる金塊は、寄り付き後に弱含みとなっていた。
 ただ、下げ一服後は切り返した。7日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控え、利下げ観測が出ていることから、金塊は代替通貨としての需要を集めたほか、韓国銀行(中央銀行)が金を購入したと報じられたことも下支えしたもよう。
 しかし、引け後の米連邦準備制度理事会(FRB)地区連銀報告の発表を待ち、内容を確かめたいとの思惑から、大きくポジションを動かし難い地合いだった。週末には2月の米雇用統計の発表も控え、金塊相場は結局前日終値まで戻した。
 金塊現物相場は午後1時39分現在、1.18ドル安の1575.52ドル。(了)
[時事通信社]
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