原油、続伸〔NY石油〕(15日午前)
2013年3月15日
【ニューヨーク時事】週末15日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、対ユーロでドル安を受け強含んだ。米国産標準油種WTIの中心限月4月物は午前9時40分現在、前日終値比0.33ドル高の1バレル=93.36ドル。
おおむねドル・ユーロ相場につれた値動きとなった。外為市場でドルがジリ安で推移したため、ドル建てで取引される原油相場は上伸。寄り付き直後の電子取引では一時93.84ドルと、2週間半ぶりの高値を付けた。
この日発表された米指標は比較的良好で、3月のニューヨーク州製造業景況指数は9.24と前月比低下し市場予想を下回ったものの、6カ月先の景況見通しは前月比上昇した。その後発表された2月の米鉱工業生産指数は、前月比0.7%上昇したほか設備稼働率も上昇。ともに市場予想を上回った。このため、米景気の回復期待を背景に原油相場は朝方からの堅調地合いを維持。ただ、良好な米経済指標が量的緩和の早期終了観測にもつながり、外為市場で小幅にドル買いが戻ったため、原油相場は頭を押さえられた。(了)
[時事通信社]
おおむねドル・ユーロ相場につれた値動きとなった。外為市場でドルがジリ安で推移したため、ドル建てで取引される原油相場は上伸。寄り付き直後の電子取引では一時93.84ドルと、2週間半ぶりの高値を付けた。
この日発表された米指標は比較的良好で、3月のニューヨーク州製造業景況指数は9.24と前月比低下し市場予想を下回ったものの、6カ月先の景況見通しは前月比上昇した。その後発表された2月の米鉱工業生産指数は、前月比0.7%上昇したほか設備稼働率も上昇。ともに市場予想を上回った。このため、米景気の回復期待を背景に原油相場は朝方からの堅調地合いを維持。ただ、良好な米経済指標が量的緩和の早期終了観測にもつながり、外為市場で小幅にドル買いが戻ったため、原油相場は頭を押さえられた。(了)
[時事通信社]
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