小幅続伸〔NY金〕(15日)
2013年3月15日
【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米経済指標やドル安・ユーロ高を眺めて小幅に続伸した。中心限月の4月物は、前日終値比1.90ドル高の1オンス=1592.60ドルで取引を終了した。
この日発表された2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.7%上昇し、市場予想(ロイター通信調べ)の0.5%上昇を上回った一方、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.2%上昇と予想と一致した。また、ロイター・米ミシガン大学が発表した3月の消費者景況感指数(暫定値)は71.8と前月から低下し、市場予想(同)の78.0も大幅に下回った。市場ではこれを受けて、量的緩和の早期終了観測が後退し、相場を押し上げた。さらに、外為市場はユーロ高・ドル安基調で推移し、ドル建ての金相場は相対的な割安感からも買われた。
ただ、2月の米鉱工業生産は0.7%上昇と市場予想(同0.4%上昇)を上回った。また、19日から2日間からの日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて市場の模様眺めムードも強く、上げ幅は限定的だった。
金塊現物相場は午後1時45分現在、1.380ドル安の1593.575ドル。(了)
[時事通信社]
この日発表された2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.7%上昇し、市場予想(ロイター通信調べ)の0.5%上昇を上回った一方、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.2%上昇と予想と一致した。また、ロイター・米ミシガン大学が発表した3月の消費者景況感指数(暫定値)は71.8と前月から低下し、市場予想(同)の78.0も大幅に下回った。市場ではこれを受けて、量的緩和の早期終了観測が後退し、相場を押し上げた。さらに、外為市場はユーロ高・ドル安基調で推移し、ドル建ての金相場は相対的な割安感からも買われた。
ただ、2月の米鉱工業生産は0.7%上昇と市場予想(同0.4%上昇)を上回った。また、19日から2日間からの日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて市場の模様眺めムードも強く、上げ幅は限定的だった。
金塊現物相場は午後1時45分現在、1.380ドル安の1593.575ドル。(了)
[時事通信社]
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