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今月の特集 商品先物ウォッチ!

3日続伸=1400ドル台回復で終了〔NY金〕(22日)

2013年4月22日

    【ニューヨーク時事】週明け22日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、アジア勢などの旺盛な現物需要を追い風に買いが加速し、3営業日続伸した。中心限月の6月物は、前週末終値比25.60ドル(1.83%)高の1オンス=1421.20ドルで取引を終了した。電子取引のレンジは1403.50~1438.80ドル。同限月は終日、心理的な節目である1400ドルを上回る水準で推移した。
 力強い実需が依然として地合いを強めているほか、最近の急ピッチでの下落を受けて安値拾いの買いが活発だった。米造幣局のデータによると、現時点で4月のイーグル金貨販売量は16万7500オンスとなり、2010年5月(19万オンス)以来の高水準に達し活況を呈した。
 ただ、対照的に機関投資家は、相場が本格的に反転するのかどうか懐疑的とされ、上値は抑えられた。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの保有高は19日時点で前日比0.88%減の3610万7452オンス。ロイター通信によると、これは2010年3月以来約3年ぶりの低水準という。
 キプロス中銀による準備金売却計画が他のユーロ圏諸国の中銀に波及するとの警戒感や米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に資産買い入れプログラムを縮小・停止するとの見方もくすぶっている。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、24.510ドル高の1423.255ドル。(了)


[時事通信社]
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