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3日ぶり反落〔NY金〕(2日)

2013年7月2日

   【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでドル高が進行したことを嫌気し、3営業日ぶりに反落した。中心限月の8月物は、前日終値比12.30ドル安の1オンス=1243.40ドルで取引を終えた。
 寄り付き前の金相場は比較的堅調に推移。最近の急落を受けた安値拾いの買いや買い戻しがが台頭。テクニカル要因による買いも入った。
 しかし、その後米商務省が発表した5月の米製造業受注は前月比2.1%増と前月から上昇し、市場予想(ロイター通信調べ)の2.0%増を上回った。市場ではこれを受けて、米国の量的緩和縮小に対する不安が改めて強まり、金相場に売り圧力がかかった。また、外為市場はユーロ安・ドル高基調で推移。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売られた。
 さらに、世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有高が1日時点で、前日比1.2トン減の968.30トンと、2009年2月以来約4年5カ月ぶりの低水準に落ち込んだことも、相場の圧迫材料。
 ただ、週末5日に発表される6月の雇用統計を控えて、市場の様子見姿勢も強かった。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、11.145ドル安の1244.800ドル。(了)

[時事通信社]
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