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金現物、小幅高=米量的緩和縮小観測が圧迫〔インサイト〕(18日)

2013年7月18日

    【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間18日朝方の金現物相場は、前日に1%超下落した後で、小幅高となっている。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和がいずれ縮小されると投資家が予想する中、金は依然圧迫されている。
 バーナンキFRB議長は17日、FRBが年内に債券買いの縮小を始めると依然予想していると述べたが、必要に応じてこのプランを変更する選択肢を残した。
 金現物は1オンス=1278.86ドルまで上昇した後で、0641GMT付近で前日終値比0.22ドル(0.02%)高の1275.61ドル。
 シンガポールのフィリップ・フューチャーズの投資アナリスト、ジョイス・リウ氏は「債券買いが縮小されるとの見通しは変わらないだろうが、それほど早期に始まるわけではないかもしれない。金相場には一段の下落余地があると予想する。金は1オンス=1267ドル付近の、12日に付けた安値を割り込むとみている」と語った。
 バーナンキ議長は18日に上院銀行委員会で証言する予定だが、内容は17日の議会証言に沿ったものになる公算が大きい。(了)

[時事通信社]
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