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小反落=週間では3%上伸〔NY金市況・詳報〕(26日)

2013年7月26日

    【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】週末26日の金現物相場は小反落、米東部時間午後3時46分(1946GMT)時点は0.2%安の1オンス=1330.30ドルとなった。ただ終盤の上昇で、それまでの下落分の大半を戻す形となった。
 週間ベースでは約3%の上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)後に発するメッセージに懸念が高まったことが、金相場を押し上げる形となった。3週連続での上昇は、3月以来となる。
 この日は、来週のFOMCで低金利をより長期にわたり維持する方針が強調されるとの観測が広まり、金属相場が全般に急落していた。  マレックス・スペクトロンのカルロス・ペレスサンタラ氏は「資産運用担当者が、低金利の期間に関する文言にわずかでも変化が生じることを警戒していることは理解できる」と述べた。
 トレーダーらによると、この日の相場が一時1340ドルと、6月28日に付けた3年ぶりの安値を約160ドル上回る水準まで上昇したことで、利食い売りも台頭したと指摘した。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは7.30ドル安の1321.50ドルで引けた。
 FRBが6月終盤に、米経済に自律成長に向けた十分な力強さがあると確信できるまでは量的緩和の縮小には着手しないと金融市場に確約した後の3週間で、相場は9%以上、上昇している。(了)

[時事通信社]
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