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小幅続落=雇用統計が下支え〔NY金〕(2日)

2013年8月2日

     【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安寄り後にさえない内容の米雇用統計を受けて買い戻され、小幅続落で終了した。中心限月の12月物は前日終値比0.70ドル安の1オンス=1310.50ドルで終了した。取引レンジは1282.40~1318.00ドル。
 未明から早朝の取引は、米雇用統計待ちで警戒感から売りが優勢となり、1300ドル台を割り込む水準で推移した。米労働省が立ち会い開始直後に発表した同統計では、7月の米失業率が4年7カ月ぶりの低水準に改善した半面、非農業部門就業者数は前月比16万2000人増(ロイター通信予想は18万4000人増)にとどまった。精彩を欠く内容に、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の早期縮小観測がやや後退し、インフレヘッジの役割を持つ金を買い戻す動きが活発化。相場は統計発表直後に一気に30ドル前後を伸ばし、1300ドル台を回復した。外為市場でドルが対ユーロで軟化し、ドル建てで取引される金塊相場に割安感が生じたことも支援材料となった。
 ただ、買い一巡後は伸び悩み、徐々にマイナス圏に軟化した。
 金塊現物相場は午後1時50分現在、0.655ドル安の1311.145ドル。(了)

[時事通信社]
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