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8日ぶり反発〔NY金〕(7日)

2013年8月7日

  【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安を背景に買われ、8日ぶりに反発した。中心限月の12月物は、前日終値比2.80ドル高の1オンス=1285.30で終了した。
 外国為替相場では、この日発表されたドイツの堅調な鉱工業生産指数を受け、ユーロ買い・ドル売りが進んだ。これを受けて、ドル建てで取引される金塊などの商品の割安感が増し、金は買われた。
 ただ、シカゴ連銀のエバンズ総裁が前日、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも量的緩和の縮小に着手する可能性があるとの認識を示したことで売り圧力も強く、相場の上値は重かった。
 ウォルシュ・トレーディングのコマーシャル・ヘッジング・ディレクター、ショーン・ラスク氏は「ドル安を背景に追随買いが入った。上値は1310ドル付近で重くなる一方、非常に重要な下値支持線が1253ドル付近にある。この水準を下回ると一段安の可能性が高くなる」と述べた。
 金塊現物相場は午後2時08分現在、4.57ドル高の1286.845ドル。(了)

[時事通信社]
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