金、約2%急伸=中国の貿易統計改善で〔NY金市況・詳報〕(8日)
2013年8月8日
【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】8日の金現物相場は約2%急伸した。中国税関総署が発表した7月の貿易統計で輸出入が大幅に改善したのを受け、インフレヘッジ手段としての金の魅力が高まった。
投資信託で約5億ドルの資金を運用するマーク・ファンズのポートフォリオマネジャー、アクセル・メルク氏は「中国では、(金を取り巻く)環境はいい方向に向かっているようだ。デフレ圧力が減退し、インフレ圧力がより強まっている状況だ」と述べた。
最近発表された一連の経済指標は方向感に乏しく、また、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の発言を聞いても、米量的緩和の縮小時期をめぐる不透明感は一段と強まっている。トレーダーらによると、そんな中、これまで控えていた向きが買いを入れ、金相場を下支えたという。
米東部時間午後3時32分(1932GMT)時点では、1.8%高の1オンス=1310.41ドル。一時、取引時間中の高値1313.95ドルまで上伸し、上値抵抗線である50日移動平均を約1ドル上回った。
ニューヨーク市場の先物12月きりは24.60ドル高の1309.90ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日間平均を約30%下回った。(了)
[時事通信社]
投資信託で約5億ドルの資金を運用するマーク・ファンズのポートフォリオマネジャー、アクセル・メルク氏は「中国では、(金を取り巻く)環境はいい方向に向かっているようだ。デフレ圧力が減退し、インフレ圧力がより強まっている状況だ」と述べた。
最近発表された一連の経済指標は方向感に乏しく、また、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の発言を聞いても、米量的緩和の縮小時期をめぐる不透明感は一段と強まっている。トレーダーらによると、そんな中、これまで控えていた向きが買いを入れ、金相場を下支えたという。
米東部時間午後3時32分(1932GMT)時点では、1.8%高の1オンス=1310.41ドル。一時、取引時間中の高値1313.95ドルまで上伸し、上値抵抗線である50日移動平均を約1ドル上回った。
ニューヨーク市場の先物12月きりは24.60ドル高の1309.90ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日間平均を約30%下回った。(了)
[時事通信社]
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