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金現物、下落=米FOMC議事要旨の発表待ち〔インサイト〕(21日)

2013年8月21日

  【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間21日朝方の金現物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の縮小開始時期をめぐる不透明感を背景に、下落した。0701GMT時点では、3.32ドル(0.24%)安の1オンス=1367.35ドル。それでもまだ2カ月ぶりの高値近辺にある。
 金に対する投資家心理は現在、今年のより早い時期に比べて改善しているようだ。多くの投資家は最悪期が過ぎたと考え、金上場投資信託(ETF)に再び資金を投じ始めている。金相場は6月に3年ぶり安値の1180.71ドルを付けたが、それ以降200ドルほど回復している。
 UOBケイヒアンの中国商品セクター担当上級アナリスト、ヘレン・ラウ氏は「当社の顧客は金へのエクスポージャーを増やそうとしたがっている。最近の金相場の上昇、米ドル安、そして中国の強い消費需要が原因だ」と指摘。「確かに彼らはもはや金に対して弱気ではない。現在は、金相場の下落方向への圧力は非常に限定的だと考える」と述べた。
 ゴールドマン・サックスなどいくつかの証券会社は今年に入って金の相場見通しを引き下げているが、ANZは20日、相場見通しを引き上げた。引き上げは各社の中でも特に早い部類だ。ANZのアナリストらは「目先の貴金属相場の見通しを改定した。6月末以来の相場反発が、われわれの当初の想定よりも早く生じたからだ」と説明し、年末時点の相場見通しを1300ドルから1380ドルに引き上げた。同アナリストらは「金相場の反発はさらに持続しそうだ。ETFからの投資資金の流出が反転したのと符合している。中国からの買いが依然力強い中、現物需要の減少余地も小さいとみる」と語った。
 市場は米量的緩和縮小の時期に関する手掛かりを求めて、きょう公表される7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合議事要旨を待っている。(了)

[ブルームバーグ]
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