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続伸、2カ月半ぶり高値=1400ドルに迫る〔NY金〕(23日)

2013年8月23日

  【ニューヨーク時事】週末23日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、市場予想を下回った米住宅関連指標をきっかけに量的緩和早期縮小観測が後退したことから買われ、続伸した。中心限月の12月物は、前日終値比25.00ドル高の1オンス=1395.80ドルと、終値ベースでは6月6日(1415.80ドル)以来2カ月半ぶりの高値で終了した。
 7月の新築住宅販売件数が前月比13.4%減の39万4000戸と、市場予想(ロイター通信調べ)の49万戸を大きく下回った。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面量的緩和策を続けるとの見方が強まり、金塊は買われた。
 また、外国為替相場では対ユーロでドルが下落。ドル建てで取引される金塊などの割安感につながり、買いを誘った。
 金相場は立会取引中に一時1398.70ドルまで上昇。ウォルシュ・トレーディングのコマーシャル・ヘッジング・ディレクター、ショーン・ラスク氏は「1400ドルは心理的な節目ではあるものの、トレーダーにとって、それほど大きな意味を持っていない。利益確定の売りは多少出るだろうが、このまま買いに弾みがつけば、1417ドル付近まで上昇するだろう」と述べた。
 金塊現物相場は午後1時44分現在、24.100ドル高の1396.545ドル。(了)

[ブルームバーグ]
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