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小反落=一時1400ドル台回復〔NY金〕(26日)

2013年8月26日

   【ニューヨーク時事】週明け26日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、根強い米量的緩和の早期縮小観測を背景とした売りに小反落し、中心限月12月物は前週末終値比2.70ドル安の1オンス=1393.10ドルで終了した。
 前日夕方の電子取引開始後間もなく、相場は一時1407.00ドルまで上伸、6月7日以来2カ月半ぶりに1400ドルの大台を回復した。前週末23日に発表された7月の米新築住宅販売件数が不振で量的緩和の早期縮小観測がいったん後退したほか、世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有量が、23日時点で920.13トンと約3週間ぶりの規模を回復したとの報告を手掛かりとした買いが入った。ただ、この日早朝にかけて値を削り、立会取引は小安く始まった。
 米商務省が朝方発表した7月の耐久財受注額は前月から7.3%減少し、11カ月ぶりの大幅な落ち込みを記録。相場は発表直後に再び1400ドルの節目を一時的に抜き、その後も午前中はおおむね買いが優勢の展開だった。しかし、取引半ば以降は、米量的緩和の9月縮小開始への根強い警戒感や、ドル高・ユーロ安に傾いた外国為替市場の動向を眺めた売りに押され、マイナス圏に沈んだ。
 金塊現物相場は午後1時43分現在、3.845ドル安の1392.700ドル。(了)

[ブルームバーグ]
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