金現物は一段高=シリア情勢にらみ〔インサイト〕(28日)
2013年8月28日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間28日朝方の金現物相場は、シリア情勢の緊迫化を受けて安全性が高いとされる金を買う動きが強まり、3カ月ぶりの高値水準に上昇している。
金現物は0621GMT時点で1オンス=1431.09ドル。一時1433.31ドルまで買われ、5月14日以来の高値を付けた。 米国などが早ければ数日中にシリアに軍事介入する可能性が出てきたことから、米国やアジア各地の株式相場が下落する一方、原油は半年ぶりの高値となっている。
スタンダード・チャータード銀行の商品リサーチ部門の責任者は「先行きが不透明な時にはいつも金に対する買い意欲が高まる」と述べた。
INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は「今後数日で取引の流れが大きく変わるかもしれない。つまり、投資家が株式を手控え、商品に戻ってくるということだ。中でも原油と金が本命だ」と語った。
金は依然として年初来で約15%下落しているものの、6月下旬に付けた今年の最安値である1180.71ドルからは240ドル(20%)戻した計算になる。(了)
[ブルームバーグ]
金現物は0621GMT時点で1オンス=1431.09ドル。一時1433.31ドルまで買われ、5月14日以来の高値を付けた。 米国などが早ければ数日中にシリアに軍事介入する可能性が出てきたことから、米国やアジア各地の株式相場が下落する一方、原油は半年ぶりの高値となっている。
スタンダード・チャータード銀行の商品リサーチ部門の責任者は「先行きが不透明な時にはいつも金に対する買い意欲が高まる」と述べた。
INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は「今後数日で取引の流れが大きく変わるかもしれない。つまり、投資家が株式を手控え、商品に戻ってくるということだ。中でも原油と金が本命だ」と語った。
金は依然として年初来で約15%下落しているものの、6月下旬に付けた今年の最安値である1180.71ドルからは240ドル(20%)戻した計算になる。(了)
[ブルームバーグ]
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