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4日ぶり反発〔NY金〕(3日)

2013年9月3日

  【ニューヨーク時事】連休明け3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、シリアへの米軍事介入をめぐる警戒感の再燃を受けてリスク回避の買いが強まり、4営業日ぶりに反発した。中心限月12月物は前週末終値比15.90ドル(1.14%)高の1オンス=1412.00ドルで取引を終了。電子取引のレンジは1373.60~1412.90ドルだった。
 ロシア国防省はこの日、地中海中央部からシリア方向に向けてミサイルの発射を探知したと発表。イスラエルは米国とミサイル迎撃の実験を行ったことを認めた。これを受けて、ひとまず和らいでいたシリア軍事介入に対する懸念が再燃。金の逃避買いがおう盛となり、相場は朝から上昇基調となった。午前に発表された8月の米製造業景況指数の改善を受けて米量的緩和の早期縮小観測が高まり、いったん上げ幅を縮める場面もあったものの、動きは限定的だった。ベイナー米下院議長(共和党)がシリア軍事介入を支持したことも、相場を押し上げ、金は高値圏で引けた。
 このほか、南アフリカの全国鉱山労組(NUM)が賃金交渉をめぐり3日にもストライキを開始すると伝えられ、金の生産停滞懸念が高まっていることも相場の上昇を支えたもよう。
 金塊現物相場は午後1時42分現在、16.65ドル高の1413.05ドル。
 前日2日はレーバーデー(労働者の日)のため、休場だった。(了)

[ブルームバーグ]
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