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反落=FRBの量的緩和縮小観測で〔NY金市況・詳報〕(9日)

2013年9月9日

  【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】週明け9日の金現物相場は反落した。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を縮小するとの見通しが広がっている。
 8月の中国貿易統計が予想を上回る内容となり、金の安全資産としての魅力が弱まったことも、金の下落要因になった。S&P500指数は1%上伸した。
 FRBが毎月850億ドル規模の債券購入プログラムを縮小する見込みとの観測は、金には下値圧力になっている。  アナリストらは、17、18両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBが米国債などの資産購入額を100億~200億ドル減らすことを公表すると予測している。
 バークレイズ・キャピタルの貴金属ストラテジスト、スキ・クーパー氏は「FOMCは金相場には押し下げ圧力になりそうだ」と述べた。
 金現物は米東部時間午後2時48分時点で、4.52ドル(0.3%)安の1オンス=1386.36ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、0.20ドル高の1386.70ドルで終了した。ロイター通信の暫定データによると、出来高は8万枚と、30日平均の半分以下だった。(了)          

[時事通信社]
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