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金現物、5週間ぶり安値圏で横ばい推移=FOMC待ち〔インサイト〕(17日)

2013年9月17日

  【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間17日朝方の金現物相場は、5週間ぶりの安値を小幅に上回る水準で横ばい推移。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小の動向が注視されている。
 17日から2日間の日程で行われる連邦公開市場委員会(FOMC)では、量的緩和の縮小着手が発表されるとみられているが、縮小規模はこれまでの予想よりも小さいとの見方が出ている。
 UOBケイヒアン(香港)のアナリスト、ゲレン・ラウ氏は「足元における米国内の経済情勢からすると、大規模縮小ではなく、緩やかなものにとどまると予想している」と話した。
 同氏は、FRBが年内に量的緩和縮小に着手しなければ、金相場は1400~1500ドルのレンジ内で年末まで推移すると予想した。  金現物は、0613GMT時点で、1オンス=1314.21ドルと、0.06%の小幅高。前日は1%下落し、1303.85ドルの5週間ぶりの安値を付けていた。
 フィリップ・フューチャーズのアナリストは「テクニカル的には現状では中立シグナルで、1307ドルは強固な支持線」と指摘した。(了)           

[時事通信社]
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