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小幅続落=引け後にFOMC声明受け急反発〔NY金〕(18日)

2013年9月18日

  【ニューヨーク時事】18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の量的緩和縮小観測を背景に小幅続落した。中心限月の12月物は、前日終値比1.80ドル安の1オンス=1307.60ドルと、終値ベースで8月7日(1285.30ドル)以来1カ月半ぶりの安値で終了した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が立会取引終了後に量的緩和縮小の見送りを発表すると、買い戻しが殺到し、一時48.60ドル(3.70%)高まで急反発。午後3時15分現在、48.20ドル(3.68%)高の1357.60ドルで推移している。
 未明の電子取引では売りが加速し、一時1291.50ドルと、8月8日(1282.00ドル)以来の安値に下落した。売り一巡後は、FOMC声明待ちで様子見気分が市場を覆い、1300ドル付近でレンジ取引に終始。相場は、量的緩和について現行の月間の資産購入規模850億ドルから50億~100億ドル程度の減額を織り込み、立ち会い終了まで弱地合いが続いた。
 しかし、FOMCの現状維持決定が発表されると地合いは反転。フューチャー・パス・トレーディングのアナリスト、フランク・レシュ氏は「年内の量的緩和縮小の可能性が後退したように思う。下げ一服となったが、この(量的緩和をめぐる)ゲームがいつまで続くのか不透明だ」と述べた。短期的な見通しについて「重要な上値抵抗線は引き続き1355ドル、次いで1367ドル、さらに1390ドルにある。下値支持線は1334ドル、1325ドルと堅い」と指摘した。
 金塊現物相場は午後1時47分現在、1。225ドル安の1309.275ドル。(了)   

[時事通信社]
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