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反落=ドル高や米指標受け〔NY金市況・詳報〕(26日)

2013年9月26日

  【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】26日の金相場はドル高などを受け反落した。この日発表された米経済指標がまちまちの内容となり、前日の上昇を受けた利食い売りが出た。
 8月の米中古住宅販売仮契約指数は3カ月連続で低下した。一方、米週間新規失業保険申請件数は市場予想を下回った。
 2014会計年度(13年10月~14年9月)の暫定予算案をめぐっては、政府機関の閉鎖を回避するため、30日までに可決されるかどうか不透明感が広がっている。安全資産への買いで、金は前日約1%値上がりした。だがアナリストらは、米国の予算協議をめぐる金相場の上昇は一時的と予測している。
 先物ブローカーINTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・メイヤー氏は「米国内で債務上限をめぐる懸念が高まる中、金は短期的には買われるだろう。しかし、これだけで上昇が続くかは疑わしい」と語った。
 金現物は米東部時間午後3時11分(1911GMT)時点で、10.59ドル(0.8%)安の1オンス=1322.40ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、12.10ドル(0.9%)安の1324.10ドルで終了した。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均とほぼ同水準だった。(了)

[時事通信社]
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