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小幅続落〔NY金〕(4日)

2013年10月4日

  【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高を眺めて売られ、続落した。中心限月12月物は、前日終値比7.70ドル安の1オンス=1309.90ドルで終了した。
 ドル相場は、前日に対ユーロで6カ月ぶりの安値を付けた反動から上昇。ドル建てで取引される金塊などの商品は、割高感が生じて売られた。また、米政府機関の閉鎖による影響は限定的との観測から、安全資産としての金を売る動きもあったとの見方もあった。
 ウォルシュ・トレーディングのコマーシャル・ヘッジング・ディレクター、ショーン・ラスク氏は「今の金塊相場はテクニカル的にやや弱い。この日は閑散商いとなる中で、利益確定の売りが圧迫した。米政府機関の閉鎖が解除されても、次に連邦債務上限の引き上げ問題が控えている。投資家は積極的にポジションは取りに行くことができないため、しばらくはレンジ取引が続くだろう」と述べた。
 金塊現物相場は午後1時43分現在、7.855ドル安の1308.545ドル。(了)

[時事通信社]
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