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3日ぶり反発〔NY金〕(7日)

2013年10月7日

  【ニューヨーク時事】週明け7日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米財政問題をめぐる先行き不透明感を背景に安全資産としての買いを集め、3営業日ぶりに反発した。中心限月12月物は前週末終値比15.20ドル高の1オンス=1325.10ドルで終了。電子取引のレンジは、1307.90~1329.50ドルだった。
 堅調に寄り付いた。1日から始まった米政府機関の閉鎖はこの日も解消されず、市場は事態の長期化に伴う米経済への影響を不安視。また、17日に期限が迫る連邦債務の法定上限引き上げ問題をめぐる与野党の協議に進展が見られないため、デフォルト(債務不履行)への警戒感も重なった。
 相場は、午前の早い段階でこの日の高値まで上昇。リスク回避ムードに押され、株式などから流出した資金の受け皿として選好されたほか、ドルの対ユーロ相場が軟調に推移したこともドル建てで取引される金塊の追い風となった。また、翌8日に国慶節が明ける中国や、祭礼シーズンを控えるインドからの現物需要の拡大期待も相場の支援材料。
 金塊現物相場は午後1時36分現在、16.030ドル高の1324.575ドル。(了)

[時事通信社]
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