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続落=米財政問題進展への期待で〔NY金市況・詳報〕(11日)

2013年10月11日

  【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】11日の金相場は、米国のデフォルト(債務不履行)回避に向けた与野党の協議が進展するとの期待感を背景に続落した。ニューヨーク金先物市場で大口の売りが出たことも圧迫要因。
 金現物は米東部時間午後2時27分時点で18.77ドル(1.5%)安の1オンス=1266.80ドル。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、28.70ドル(2.2%)安の1268.20ドルで終了した。ロイター通信の暫定集計によると、出来高は30日平均を約10%上回った。
 金相場はこの日で4営業日連続の下落で、これは6月後半以来という。また、週間ベースでは過去7週間で6回目のマイナスとなった。  ニューヨーク市場では、朝方にわずか数分間で約30ドル下落する場面があり、原油や銅相場にも売りが広がった。
 米連邦債務上限の短期間引き上げで与野党が合意する可能性が取り沙汰されていることに関して、シカ・ウェルスマネジメントの最高投資責任者(CIO、)ジェフリー・シカ氏は「デフォルト回避に向けた暫定措置がまとまれば、金相場は一段安になるだろう」との見方を示した。(了)

[時事通信社]
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