金現物、下落=利食い売り〔インサイト〕(31日)
2013年10月31日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間31日朝方の金現物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の維持を決めたにもかかわらず、1週間ぶりの安値水準に下落した。最近の上昇を受けた利食い売りが出ている。
金相場は15日に3カ月ぶりの安値を付けて以降、FRBの量的緩和維持を見越して約8%上昇。FRBから予想に沿った内容の声明が出ると、相場に調整が入った。
銀相場が3%近く下落したことも金相場を圧迫した。
香港のウィンファン・プレシャスメタルズのディーリング責任者、ピーター・ファン氏は「相場は圧迫されている。FRB声明に目新しさがなかったため、ロングポジション(買い持ち)を手じまう向きもある。相場はFRBの動きを見越して1300ドルから1360ドルへと急速に上昇した。だから今、投資家は利益を確定している」と語った。
金現物は0731GMT時点で0.6%安の1オンス=1334.59ドル。一時は24日以来の安値となる1333.04ドルに下落した。(了)
[時事通信社]
金相場は15日に3カ月ぶりの安値を付けて以降、FRBの量的緩和維持を見越して約8%上昇。FRBから予想に沿った内容の声明が出ると、相場に調整が入った。
銀相場が3%近く下落したことも金相場を圧迫した。
香港のウィンファン・プレシャスメタルズのディーリング責任者、ピーター・ファン氏は「相場は圧迫されている。FRB声明に目新しさがなかったため、ロングポジション(買い持ち)を手じまう向きもある。相場はFRBの動きを見越して1300ドルから1360ドルへと急速に上昇した。だから今、投資家は利益を確定している」と語った。
金現物は0731GMT時点で0.6%安の1オンス=1334.59ドル。一時は24日以来の安値となる1333.04ドルに下落した。(了)
[時事通信社]
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