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〔インサイト〕金現物、ほぼ横ばい=米指標待ち、ETF保有高が増加(7日)

2013年11月7日

  【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間7日朝方の金現物相場は、前日に8営業日ぶりに上昇した後で、ほぼ横ばいで推移している。投資家が、米量的緩和がより長く続くと見込んだ。また世界最大の金上場投資信託(ETF)の資産保有高は約2週間ぶりに増加した。
 金相場は今週、1オンス=1306~1321ドルの狭いレンジにとどまっている。市場は米連邦準備制度理事会(FRB)がいつ量的緩和の縮小を始めるのか、その手掛かりを求めて今週発表される主要な米経済指標を待っている。
 7日の米国内総生産(GDP)統計、8日の米雇用統計が注目されており、それらが発表されるまで大きな取引は手控えられている。  ソシエテ・ジェネラルの商品調査ストラテジスト、マーク・キーナン氏は「金相場は過去数日間、ほとんどドルの値動きに主導されていた。米雇用統計が出れば、新たな方向に行くだろう」と述べた上で、「値動きは指標の内容次第となろう。ETFの資産保有高の変動を注視することも重要だ」と付け加えた。
 金現物は0716GMT時点で0.12ドル(0.01%)高の1317.91ドル。前日は0.5%上昇していた。
 ユーロは対ドルで1週間ぶりの高値近辺。
 世界最大の金ETF、SPDRゴールド・トラストは、資産保有高が6日に2.10トン増加して868.42トンとなったと発表。保有高の増加は10月22日以来だった。(了)

[時事通信社]
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