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〔インサイト〕金現物、軟化=1300ドル近辺を維持(18日)

2013年11月13日

  シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間18日朝方の金現物相場は軟化した。ただ、米量的緩和の維持観測からインフレヘッジ先としての魅力が強まり、1オンス=1300ドル近辺を維持している。
 金現物は、0741GMT時点で、0.2%安の1286.96ドル。相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたイエレン副議長が、月850億ドル規模の債券買い入れ策を続けるとの見方に支援され、過去3営業日で約2%上昇していた。
 グローブレックス・ホールディング・マネジメント(バンコク)のマネジングディレクターは「市場はイエレン氏の議長指名と緩和縮小の来年への持ち越しを織り込み済みだ。金が1300ドルを下回っている限りは弱気相場だ。同水準を突破すれば見通しはニュートラルに変わるだろう」と述べた。
 金相場は、米経済の回復を背景に量的緩和が縮小されるとの懸念から、年初来で約25%下落している。(了)

[時事通信社]
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