〔インサイト〕金現物、ほぼ横ばい=今週は4週ぶり下落へ(17日)
2014年1月17日
【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間17日朝方の金現物相場は、ほぼ横ばいで推移している。ただ、週間ベースでは4週間ぶりの下落に向かっている。一連の米経済指標が、同国の景気回復が力強さを増していることを示す中、金塊の安全資産としての魅力が薄れた。
市場は、景気回復によって米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和縮小を現在のペースで続ける、あるいはより大幅に縮小する可能性を懸念している。
HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スチール氏は「この先、金市場では1月28~29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)への関心が高まるかもしれない。相場は目先、横ばいで推移する公算が大きい。ネガティブな投資環境の影響を、堅調な実需が相殺している」と語った。
0745GMT時点で、金現物相場は1オンス=1240.90ドルと、ほぼ横ばい。今週は週間ベースで0.5%安となる見込み。 16日に発表された先週の米新規失業保険申請件数は減少し、12月の雇用統計で見られた就業者数増加の急減速が一時的なものにとどまる公算が大きいことを示唆した。
世界最大の金消費国・中国からの買いは、31日からの春節(旧正月)連休を控えた最近数週間は堅調なペースで入っている。(了)
[時事通信社]
市場は、景気回復によって米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和縮小を現在のペースで続ける、あるいはより大幅に縮小する可能性を懸念している。
HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スチール氏は「この先、金市場では1月28~29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)への関心が高まるかもしれない。相場は目先、横ばいで推移する公算が大きい。ネガティブな投資環境の影響を、堅調な実需が相殺している」と語った。
0745GMT時点で、金現物相場は1オンス=1240.90ドルと、ほぼ横ばい。今週は週間ベースで0.5%安となる見込み。 16日に発表された先週の米新規失業保険申請件数は減少し、12月の雇用統計で見られた就業者数増加の急減速が一時的なものにとどまる公算が大きいことを示唆した。
世界最大の金消費国・中国からの買いは、31日からの春節(旧正月)連休を控えた最近数週間は堅調なペースで入っている。(了)
[時事通信社]
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