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〔インサイト〕金現物、3日続落=FOMC控え警戒感(29日)

2014年1月29日

   【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間29日朝方の金現物相場は3日続落している。投資家は米連邦公開市場委員会(FOMC)の量的金融緩和に関する声明発表を控え、警戒感を強めている。
 トルコ中央銀行の利上げを受けた株式市場の回復で新興市場への懸念は和らいだが、安全性が高い投資先とされる金は圧迫された。
 米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日終了するFOMCで、昨年12月に続き、資産買い入れ規模の縮小を発表するとみられている。
 リー・チョン・ゴールド・ディーラーズ(香港)のロナルド・リョン氏は「多くが100億ドル分の縮小を予想しているため、FRBが何もしなかった場合は(金の)価格が上昇する可能性がある。もし縮小しても、1200ドル付近に十分な下値支持線があり、それほど下げないだろう」と述べた。
 一方、世界最大の金消費国である中国が、31日から1週間にわたって春節(旧正月)の休みに入るため、金が上昇を維持するのは難しいとの見方もあった。
 金現物は0713GMT(日本時間午後4時13分)時点で、0.91ドル(0.07%)安の1オンス=1255.30ドル。今週に入って約1%下落している。(了)

[時事通信社]
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